ニキビの出来る原因

どんなに注意して肌の手入れをしていても、色々な原因でニキビは発生します。よく耳にする「生理前ニキビ」の出来る原因として考えられるのは、女性の体内ではエストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンのバランスが生理周期によって変化していることが関係しています。出産や妊娠などには必要な女性ホルモンであるプロゲステロンは、その反面で皮膚の下の角質を厚くしたり、皮脂をたくさん出すような働きをします。このプロゲステロンが多くなりすぎることで、排卵が終わってから次の生理までの間はニキビができやすくなるのです。こういった原因以外にも、ニキビができる要因はあります。生活環境において日々のストレス・食品添加物に含まれる有害物質・お酒・喫煙などの刺激物が要因で解毒作用が弱まることです。体内の解毒能力が落ちることによって皮膚についた菌への抵抗力が弱くなり、ビタミンが少なくなることで黄体ホルモンが壊れにくさを増します。これが、皮脂が異常に増える状態になることと関係しています。そのほかのニキビの原因に便秘があります。便秘になると、本来排泄すべき毒素が排出されず皮膚表面に出てくるので、それがニキビの温床となります。また、間食などで甘いものをたくさん摂りすぎると、菌に対する抵抗力が落ちる原因になります。その他にも紫外線によるアクネ菌が繁殖や睡眠不足により、肌のうるおいが不足し、肌の調子が悪くなり、ニキビを悪化させる原因になります。規則正しい生活とストレスの解消がニキビの出来る原因を回避するには重要になると思います。

思春期のニキビ

思春期ニキビが出来る原因は様々です。思春期には女性でも男性ホルモン分泌が活発になり、より男性ホルモンの比率が高くなり皮脂腺が活発になります。思春期ニキビができやすくなる原因には、この男性ホルモンによる皮脂腺の活発化があると考えられています。思春期の時期(13歳頃から18歳頃まで)には、女性でも男性ホルモンの分泌が高まります。男性ホルモンの分泌が盛んになると、男性ホルモンが毛穴の中の皮脂腺を刺激し、結果皮脂が過剰に分泌されます。これが思春期ニキビになります。本来、皮脂は潤いを与え皮膚を保護する物質ですが、分泌されすぎると毛穴の角質層を厚くする原因になります。狭い毛穴がさらに狭まってしまい、毛穴の詰まりを起こしてしまい、白ニキビになってしまいます。赤ニキビは、白ニキビに常在菌のニキビ菌が繁殖し、炎症をおこして赤く腫れたものです。化膿して膿が出る場合もあります。このように思春期のニキビが出来た人は、大人になれば治ると思われる場合が多いです。ホルモンバランスの乱れは思春期の終わりに頃には元通りになるので、ニキビの大半はなくなります。男性ホルモンによって過剰に分泌されていた皮脂分泌も減少し、思春期が過ぎるとニキビも自然に出来なくなってくるようです。十代のうちは化粧などはせず、肌を清潔に保つこともニキビ防止には必要だといわれています。

ニキビの皮膚科治療

ニキビは、程度が過ぎると深刻な問題になります。閉じこもりがちになったり、気力が沈んで万事にやる気が出なくなる人もいます。程度がひどいならば皮膚科で診察を受け専門のお医者さんに見てもらうことで、状況の改善をはかりましょう。ニキビの程度に合わせて、飲み薬や塗り薬を出してもらえます。イオウ系のローション・塗り薬・クリームは脱脂作用があり、外用薬として処方されることがあります。また、皮脂の排泄を促すための薬剤なども出されます。実際の症状に合わせて適切に処方してもらえます。内服薬としても、ビタミンB2、B6などのニキビ治療に有効なビタミン剤などがあります。状況の変化に応じて必要な処方もその都度出してもらえるし、個別に見てもらえるので安心できます。最近では美容内科として先進的な治療を行う病院も増えてきています。上記の基本的な治療の他に、ピーリング・レチノイン酸・イオン導入などを取り入れて、ニキビ治療から美肌を目指した治療をする病院も増えてきました。美白を目指す人や、多めのお金をかけてでもニキビを治したい人に利用されています。ニキビを原因レベルで対処する、つまり皮膚に過剰なケアをせず、ストレスのない規則正しい生活によって肌の負担を軽減する方法も大切です。自分自身に一番あった方法でニキビと向き合うことが大切だと思われます。

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